大雨の中の散骨

晴れ女を自認していますが、先日の散骨はこれまででもっとも強い雨のなかの散骨になってしまいました。

散骨を決められてから ご家族の皆さんは天気予報を欠かさずご覧になって、その日がいい天気になることを願って過ごされます。

週間天気でこの日は 晴れ からスタートし 安堵していたら 数日後には くもり にかわり、前日には 曇り時々雨 へ そして 前夜の予報では 雨時々くもり 当日の朝には 雨 にかわってしまいました。

前日の雨マークが出た時点で 御家族にご連絡し、延期されるかどうかをご相談させていただきました。

結果、なかなか皆さんのスケジュールを合わせるのが難しいし、この日に散骨をすると思って過ごしてきたのでやります とのこと。

当日 あいにくの空模様の中 ご家族のみなさまが傘を手に集まりました。

クルーザーに乗船して出航。東京ゲートブリッジを目指します。

この日海にお還りになるのは 散骨を望んでいらしたお母様。

集まったのはお子様方とそのおつれあいのみなさまでした。

船内では 外の景色を時折ご覧になりながら、秋の紅葉柄の折り鶴を皆さんで折られました。

いよいよ散骨の時。
外は出航の時よりもさらに雨が激しくなっていました。

わたしとカメラマンは完全防水のボートコートを羽織って船の外へ。

お客様は船内にいらっしゃり、そこから身を乗り出して散骨されます。

ひとりひとりがお花と折り鶴とお骨を胸に 海に向き合い お母様をお還しになりました

雨はひどかったのですが、風はなく おひとりおひとり順に散骨されたのに お花はほぼ同じ場所に集まりました。

5人のお花が集まってそれはそれはきれいな花の絨毯になりました

お骨も 水溶紙にくるんで海にお還ししましたが、水の中でゆっくりと広がっていくのが見えました。

東京湾での散骨では なかなか見ることができない光景です

海の中は 穏やかだったのですね

あいにくのお天気でしたが 御家族 御兄弟が 明るく 笑顔で 過ごしてくださったからこその 忘れられない散骨になりました。

メモリアルスタイルの散骨は天候による延期もお受けしています。

週間天気をみていて、天候が悪化しそうなときはすぐにご連絡して御相談をさせていただいています。

今回は あいにくの天候でしたが、お天気を吹き飛ばすくらいの御家族のお母さまへのお気持ちと仲むつまじい御様子に 皆様にお集まりいただいて散骨できてよかったと 心から思いました。

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