先日ご相談を頂きました方は…
お若い頃に、ご主人様の仕事の関係で九州から東京へ移住。
ある日、いつものようにご主人様の出勤を見送り、いつものように家事を
すませていると、電話が鳴り「ご主人様が勤務中に事故に遭われましたので、
至急病院に来て下さい。」と。慌てて病院に駆けつけるとご主人様はもう
帰らぬ人となっておられたそうです。
それから20数年。
小さかったお子様方も成長し、一人はアメリカ在住。もうお一人は大学院を
出て立派な社会人。
奥様は、ご自分の道を歩いているお子様方に出来るだけ迷惑をかけたくない
と考え、お墓の中で眠られているご主人様のご遺骨を取り出され、墓じまいを。
そして、海釣りが大好きだったご主人様を海へとお還ししたいと考えるように
なられたそうです。
奥様ご自身も、もしもの時には、海洋散骨をと決められているそうです。
まず、菩提寺のご住職様に相談し、十分にお話をされ了承を頂きました。
次にお子様方に相談。お子様方も、「お父さんが大好きだった海で眠れる
のなら」と納得され、親子3名様で合同散骨にお申し込みくださいました。
今は、「お墓が遠くにあるのでお墓参りに行くのが難しい」「お墓を継ぐ人が
いない」「古いお墓がいくつもあって管理できない」などの理由で墓じまいを
考える方や、お墓を作らないと考えている方が増えているようです。
「お墓に納骨」が当たり前だった一昔前と違い、ご遺骨の供養の仕方も
様々になってきています。
大切なことは、ご遺族皆様で納得の出来る供養の方法を決められることだと
思います。
そのうえで、「海洋散骨」と決められたときには、スタッフ一同悔いの
残らないセレモニーをしていただけるように、真心込めてお手伝いをさせて
いただきます。