お墓の改葬について

前回にこのブログでアップしました、お墓を閉じるということに関連し、
今回はお墓の改葬についてのお話です。

最近、少子化や核家族化等でお墓を継承する方が減っている傾向があります。
それにどうしても絡んでくる問題が改葬となってきています。

改葬というのは、現在あるお墓を別のお墓に移すことです。

例えば、今現在のお墓は出身した遠方にあり、皆上京してきてしまったので、
今住んでいる近い場所に移したいなど…

この場合に必要なことは、

まず、移す先のお墓の管理者に「受け入れ証明書」を発行してもらいます。
次に、現在あるお墓の管理者に「埋葬証明書」を発行してもらいます。

この「受け入れ証明書」「埋葬証明書」を持って、
お墓が現在ある場所の市役所や区役所に申請し、「改葬許可証」を発行してもらいます。

役所で発行された「改葬許可証」を、現在あるお墓の管理者へお持ちし、
閉眼供養し、お骨出しとなります。

この一連の流れは、かなり労力と時間がかかりそうな状況です。

閉眼供養し、お骨出しをした後、移す先のお墓へ納骨し、開眼供養いたします。
その際、移す先のお墓の管理者に「改葬許可証」もお渡しします。

これで、無事、改葬というお墓の引っ越しが整うということになります。

ちなみに、このお出ししたご遺骨を散骨する場合には、役所への申請はなくなります。
その分、労力がかからずに済むかと思います。

もし、お分かりにくい場合は遠慮なくお問合せください。
他、役所でもご確認できます。

次回は、そのご遺骨をお出しした後、散骨する場合の流れをご説明いたします。

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