先日、東京での合同散骨のときにセレモニーが終わりましたあと
船上でご乗船者様が太陽をご覧になって、指をさしておられました。
皆で空を見上げましたら、太陽の周りに虹が出ていています。
なんでしょう、珍しいですねと写真を撮っていらっしゃいました。
船会社のスタッフの方が
「ハロ現象ですよ、でもこんなにはっきりしているものは珍しいです」
と仰ってました。
長年乗船されている方でも、稀有なことのようです。
セレモニーでは涙をされていた方々が
皆で空を見上げて
「故人からのプレゼントかしら?」と
微笑まれています。
今、この時間、この場所で、この現象に巡り合った偶然。
そしていったい何人の人が気付いているんだろう。
だんだん私たちのためのような気がしてきて
皆さんでご一緒にしばらく手をかざしながら、見つめていました。
「記念日という感じがします」と仰る方がいました。
同じ想いをされた方々が乗り合わせる船でのご縁を感じ
皆さん全員で写真を撮ってお渡しすることにいたしました。
大切なな方を送った大切な1日と
この出来事が共に心に残りますように・・・
自然は風や波など、私たちの伺い知れない強さを持っているのと同時に、時としてこうしたギフトも与えてくれるのだろうと思ったご散骨の日でした。