天気は良かったのですが、西からの風が強く海上はかなり荒れました。前日からかなり強い西風が吹いており、ある天気予報では明け方から北風に代わるとなっていましたので
その通りになれば問題は無かったのですが、ほかの予報では
そのまま西風が続くともなっていたので、最終判断は当日の朝
に下すということで、船会社とお客様に了承を得ました。
そして、当日の朝8時に船会社と確認をしたところ、風もやみ
海もべた凪状態とのことで、お客様に予定通り施行します。
とお伝えしました。午前11時出港予定でしたので、我々スタッフ
は9時30分頃には現地に入るのですが、その時点では、確かに
風もなく、穏やかな海が眼前にひろがっていました。が、そこから
徐々に徐々に風が吹き始め、時計の秒針が1周するごとに風が
強まり、10時を過ぎるころには音を立てて吹き始め、白波も
立ち始めてしまいました。予定時刻の11時にはどうなることかと
ひやひやしていましたが、幸いにもお客様が10時30分頃に
お越しいただいたので、事情をご説明し、すぐに出港しました。
それでも、海はかなり荒れていて、どうにかセレモニーは終了し
無事港に戻りました。海洋散骨は大自然が舞台ですので、
今回のように、今は良くても、30分後、1時間後には激変して
しまうこともありえます。お客様としても、ご親戚、ご友人に
スケジュールを調整してもらい、ご参加いただくわけですから
出来る限り、その日に施行したいという事情もおありかと思います。
ですが、何よりも安全が最優先されます。メモリアルスタイルでは
天気予報も当然参考にしますが、何よりも地元の船会社さんの
知識と経験に基づいた判断もとても重要な要素として考えてます。
今後も、各地の船会社さんと緻密な関係を保ち、より安全に
よりスムーズに、皆様のお役にたてるよう頑張ってまいります。
本年もメモリアルスタイルをよろしくお願いいたします。