厳かな雰囲気の中、僧侶の読経が始まりました。
読経をする僧侶の手によって、ロウソクが灯された灯籠が
ゆっくりと流されていきます。
川せがき灯籠流しは、関東大震災や東京大空襲、東日本大震災などで、
河川で亡くなられた多くの方々への慰霊供養として、
また、ご先祖様への追善供養として。
灯籠にお戒名などを書き、深川仏教会会員の僧侶が読経・
ご回向をして灯籠を流す、長く続いている深川の夏の風物詩。
「『せがき』とは漢字で書くと『施餓鬼』となり、
『餓鬼に供物を施して』その功徳を、ご先祖さまに捧げる行い。
『餓鬼』とは、生前に物惜しみやむさぼりばかりしていた人が、
次の世において、常に腹をすかせて苦しんでいる状態。
つまり、おせがきとは、そうならないよう、
自分が持っているものを、他人にわけあたえようとする
心の大切さを説く教えなのです。
(深川仏教会発行 川せがき灯籠流し より抜粋)」
メモリアルスタイルでは、散骨をされた方の中で、
ご希望を頂きました方々の供養をさせていただきました。