ご遺骨の海への還し方

先日、テレビで高倉健さん主演映画、
「あなたへ」が放映されておりました。

これは、亡くなった奥さんのご遺骨を
故郷の海に散骨するその道中で、
奥さんとの思い出を振り返る旅のお話です。

何年か前にも放映され、散骨が話題になったこともあり、
鑑賞させていただきました。

映画では、健さんが壺を抱え、手のひらに遺骨を載せ、
海に還していました。

ですが、私どもの散骨はあの映画のようにはしているのではなく、
ご遺骨を1~2ミリ程度の粉末状にして、水溶性の袋に入れます。
そして、その袋のまま海へお還しします。

散骨の説明に伺う時や、ご遺骨をお預かりする時に、
パウダー状のご遺骨をそのまま海へ還すと思っておられる方が、
結構いらっしゃいます。
ですが、その旨お話をさせていただいております。

若干、ムードが無いように思われますが、
この辺は申し訳ないのですが、ご了承いただいております。

10月も、たくさんのご依頼をいただきました。
ですが、最近は特に後継の方がいない、
墓守をしてもらうのちょっと…
と思われる方からの散骨依頼が増えています。

日本の伝統的な風習が、変化してきていることは、
残念ことです。

たとえば、昔は土葬であったのが、火葬になったことと同じように、
当時では考えられないことが、普通となっています。

そういう意味では、今後も時代が変わるにつれ、
散骨も一般的になってくるのではないでしょうか?

私どもは心を込めて、
そのお手伝いをさせていただいております。

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