夫婦一緒に散骨をというご希望を多くお受けしますが、 先日横浜エリアで行った散骨は、正にそれを実行された散骨でした。
もちろん、一緒にご逝去されたわけではありません。
10年前に奥様がお亡くなりになり、ご主人様は、奥様のご遺骨をそれはそれは大切にご自宅で供養されておりました。
今年3月、そのご主人様がご逝去され、ご親族が、生前ご主人様から「自分の骨と妻の遺骨を一緒に散骨してほしい」というご要望を聞いておられ、ご主人様のご希望通り、念願の夫婦合同での海洋散骨をすることが出来ました。
夫婦一緒にという要望があっても、当然亡くなる日は違いますので、なかなか実現できないのが現実ですが、故人の強い意思が夫婦ご一緒の散骨に繋がったのでしょう。
他にも、ご主人様のご遺骨の半分を散骨して、残りの半分のご遺骨は自宅に粉骨した状態で骨壷に残し、ご自分が亡くなられた時には、ご主人様の遺骨と一緒にまぜて、散骨してほしいというご要望もお受けしております。
このような夫婦合同海洋散骨のご要望を聞くにあたり、生前のご夫婦間の愛情、信頼関係を感じざるをえません。
ふと自分の場合は？ と考えさせられるところですが、正直、そのように思われるような夫婦関係を目指したいと、つい反省してしまう自分がいます。
散骨は、「故人様の想い」「ご家族様の想い」を実現する場でもあるのだと強く感じております。
