桜咲く葉山でのご法要クルーズ

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先日、葉山でのご法要クルーズがございました。
昨年、お母様を葉山でご散骨され、一周忌にあたる、その日に
ご法要としてご乗船になりました。昨年もご一緒させていただき8か月ぶりの再会でした。

この日は花曇りで、遠くの山々にうっすうらと桜が見えています。一年でも短い間だけ咲き誇る桜の花が見守る中、出航いたしました。
昨年のご散骨の日は静かに海を見つめていらして
そっと涙を拭うご様子に、お掛けする言葉もありませんでしたが
お母様を看病なさった日々のお話を、少しだけ伺って
そのご苦労は、いかばかりかと感じました。

 

出航したあと、昨年のご散骨ポイントでセレモニーを行いました。
その時、スーッと薄日が差してきたのです。
「母のところに会いに来るときは、いつも晴れるんです」
涙を浮かべたまま、微笑みました。
「お母様が笑ってくれたみたいですね」そんな優しい光でした。

散骨されたあと、毎月の命日には葉山まで、会いにいらしていたそうです。
どんなお気持ちで海を見ていらしたんだろう。
その姿が見えるようでした。

自分を生み、育ててくれた大切なお母さん。
いっしょに過ごした日々の日常的なこと、
さりげない会話や、その日の空気感。
いつまでも、この葉山の美しい海と、山々の桜の花と共に、心に残りますように。
これからの日々を元気にお過ごしになれますように。

そう心から思う、葉山でのご法要でした。

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