9月に行われた合同散骨での出来事です。
メモリアルスタイルの合同散骨は、船内に1家族様毎に1テーブルをご用意し、
それぞれゆったりと過ごしていただけるよう準備させていただいております。
ご遺族様だけで、故人様の生前の思い出話をされたり、折り紙を折られたりして
過ごされる方もいらっしゃいますが、
同乗された他のご遺族様とお話をされたりという方も多くいらっしゃいます。
この日、出航時間の20分前に皆様お席に座られて、
(メモリアル・スタイルでご用意させて
頂いております)を
されていらっしゃいましたが、
あるご遺族様が折り紙をされながら
「鶴の折り方が分からない・・・」と。
すると、別のご遺族様が、折り方が分からないとおっしゃられた方の席に行かれ、
「こうして折るんですよ」と鶴の折り方を説明され、
一緒に折って差し上げていました。
出航時まで、鶴を折りながらとても穏やかで、和やかな時間が流れ、
出航時には、皆様にこやかな表情となり、まるで個人散骨で貸切の様な
打ち解けた船内になりました。
この様に合同散骨では、色々な方々との出会いも生まれてきます。
亡くなられた月日や時間は違っても、同じ日時に同じポイントで散骨する。
ご遺族様同士、帰り際に「一緒に法要クルーズに行きましょう」と
お約束をされる方々もいらっしゃいます。
これも故人様が作ってくださったご縁の始まりかもしれませんね。