お客様から「海洋散骨は、役所への届け出なんかが面倒で、手間がかかるでしょ。」
とお話しを伺うことがありますが、実は、海洋散骨を行う際、役所や行政への届け出
・許可等は、お客様も業社も一切不要なのです。
海洋散骨につきましては、現在法律による規制がありませんので、届け出・許可等の
整備も未だなされていないのが実情。
「節度をもって行われる散骨」であれば問題ない、と考えられています。
「節度をもった散骨」とは、散骨場所としてふさわしい場所で行われたかどうか、
遺骨を、骨だと分からないように粉末状にしてから撒くなどの配慮がなされていたか
等によって判断されるものと捉えられています。
そこで、私どもは業界内で定めた一定のルールに基づいて散骨を行っています。
散骨エリアは、生活圏からある程度離れた海上で、漁場や養殖場などを避けた場所に
なります。
ご遺骨は、パウダー状に粉骨し、環境に配慮された水溶性の紙袋に納め、袋のまま
海にお還しします。
献酒は中身だけを海に撒いていただき、ビンやカンは回収しております。
献花用の花は、茎の付いたまま撒いてしまいますと、海上を行き交う船のプロペラを
傷めてしまう可能性がありますので、私どもスタッフが茎を切り落とし、花首だけを
カゴにお詰めして、お客様に献花していただいております。
常に自然への感謝の思いを大切にお手伝いさせていただいておりますので、安心して
ご依頼いただけます。