これまでたくさんのお客様を船にお乗せして散骨のご案内をしてきました。
厳選したクルーザーで 安全安心を最優先に 信頼できる船長さんにお願いして船を出していただいてきました。
メモリアルスタイルの散骨では 東京 横浜 相模湾 そしてこの夏からは浦賀と、関東近郊の海を走ってきました。
そのなかで 湧き出てきた気持ちが
もっと船のことを知りたい もっと海のことを知りたい
もっとお客様の疑問や不安にお答えできるスタッフでいたい ということでした。
そんななか 今回 ご縁があって 1級小型船舶免許の取得にチャレンジしました。
小型船舶といっても 全長24メートル未満の船にあたりますので、かなりの大きさの船まで操船できる資格です。
船のつくりやエンジンについて、また気象や海図の読み方、航海計画の立て方、操船方法やロープの結び方はもちろんのこと、大切な海上でのルールや、荒天時や台風に遭遇した時の対処法など、さまざまなことを勉強しました。
小型の訓練船に乗っての実習訓練も受けました。
写真は操船訓練中のものです。
こんなに勉強したのはいつぶりかしらとおもうほど、机に向かう日々でした。
そして 先日 身体検査を受け、学科試験、そして試験船に乗り込み実技試験を受験。
昨日 発表があり 無事合格することができました。
今回 免許取得にあたって勉強したことは、知らなかったことばかりでした。
たとえば 船にはブレーキがないということからはじまり、海上にいる船はそれぞれ目的に応じた目印を掲げていること。
船同士が行き交うとき、追い越すとき、横切る時などは 優先される船が決まっていること。
そしてなによりも 海には様々な目的の人たちがいて、さまざまな種類の船が出ている。そして地球のかけがえのない資源である海の恩恵を受けているからこそ、誰よりも海を守っていくという意識を持つことが大切であるということ。
今回無事操縦士の資格を取ることができました。これから小型船を操船することができるということはもちろんですが、このような機会を得て、いままでよりも海や船に関して学ぶことができたことがとても大きな収穫でした。
そして、訓練船や試験船に乗って操船してみると、いつも散骨のときに乗っているクルーザーがいかに安定性能が高く酔いにくい船であるか、そして船長の操船が上手であるかを痛感しました。
今回学んだことを糧に さらにお客様に安心していただける散骨をご案内できるように、そして万が一のときには 私もクルーの一員としてお客様をお守りできるように これからもさらに知識や経験を深めていきたいと思っています。