先日の合同散骨の時に、小学生の男の子が乗船され、
おばあさま、お母様と3人でおじいさまを
送っていただきました。
当日まで、乗船するかどうか、ずいぶん迷われたとお聞きしたのですが
理由は散骨、と聞いてお骨があったら、と思いちょっと怖かった。
でも水溶性の袋にお納めしたご遺骨をご覧になって安心したようで
クルーザーに乗ってからはニコニコしていました。
そしてデッキでのセレモニーの時の献花の時に
男の子が涙を流しているのに気づきました。
ご散骨のときも、大事に手に取って
海にそっとを海にお還しし、
心を込めて合掌しているのが分かりました。
キャビンのお席に戻った時、涙が止まらなくなったようで
ぽろぽろと涙をこぼしています。
怖がっていたことをご存知だったおばあさまも
「一緒に来てもらえてよかった。おじいちゃん喜んでるよ」と声をかけて
皆さんで涙を流していらっしゃいました。
傍におりました私も胸にぐっとくるものがあり
「おじいさまを海にお還ししたこと、今日の海とお船に乗ったこと
ずっと忘れないでね」と申しましたところ
素直な表情で、うなづいてくれました。
きっと故人様もお優しい方だったのでしょう、とお孫さんの態度を拝見して思いました。
海洋散骨は故人様の重さを感じながら
自らの手で海に送ります。
手離したときの感触、ご遺骨がさっと広がる様子
そして青い海と空。
この体験は
小さなお子さんの心に「ご供養」という小さな種を残してくれたなら・・・と
心から思う瞬間でした。
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